ギャンブル依存症の末路|借金してもパチンコに行きたい男の症状とは!?

職場の事件簿

しばしば問題になる「ギャンブル依存」や「パチンコ依存」。

この記事はパチンコに取りつかれた男とパチンコ依存症を克服させようとした女。

そんな2人の7年間に及ぶ壮大なドキュメントである。

ギャンブル依存症に治し方はあるのか。

重度のパチンコ依存症の症状とは、どんなものか。

その末路は!?

もし、身近な人のギャンブル依存で苦しんでいるならぜひ読んでください。

パチンコ依存症の男との出会い。そして同棲

私が勤務していたエステ店の店長ユキ(仮)は、17歳から24歳までの間、パチンコ依存症の男とつきあっていた。

地方の田舎町で、バリバリと仕事をしていたユキの葬りたい黒歴史だと思う。

ユキの彼はパチンコ依存症としては最高位に君臨するの敏行(仮)。ユキと同級生であった。

最初はパチンコ依存症とは知らずに付き合いだしたらしい。

同棲を始めてみて気づいた、パチンコ依存の症状。

最初の事件は、2人が同棲し出していきなり起きた。

 

今日は、朝ごはん作らなくていいよ。休みだからゆっくりしようよ。俺が朝ごはん、何か買ってくるから。
 

ユキに優しい言葉をかけてから敏行が家を出て7時間。

朝ごはんを買ってくるだけなのに全然帰ってこないまま、夕方の4時になりました。

当時はスマホもない時代。連絡を取る事も出来ません。

虫の知らせか直感か。

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まさか…。パチンコ?

そう思ったユキ。幸いにも敏行は徒歩で出かけている。

歩いて行ける範囲にあるパチンコ屋を探してみることにした。

彼女をあざむき、ひたすらスロットをうつ

探し始めて3件目のパチンコ店で、あっさり敏行はみつかった。

一心不乱にスロットを打つ敏行にユキは言う

 

 

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何してんの?

敏行(仮)はお詫びの言葉も言わない。

今すぐにやめる。先に駐車場で待ってて。

ユキは言われた通り駐車場で敏行を待つ。

が・・・敏行が、ゲスなまでのパチンコ依存症っぷりの本領を発揮する

またもや、敏行は来ない。

ユキは駐車場で30分待っても敏行が来ないので、「まだスロットやめてないのかな。と思い、パチンコ店の中に戻ってみた。

すると…

先ほどまで座っていたスロットの席に敏行がいない。

どこを探してもさっきまでいたはずの敏行の姿が見当たらない。

途方に暮れるユキは「まさか」と思いながら改めて別のパチンコ屋に行ってみた。

すると、別のパチンコ屋に敏行がいた。

ユキ一人を駐車場に残し、こっそり別のパチンコ屋に移動し、新たにスロットを打っていた。

 

朝ごはんを買いに行ったら先輩に出会って無理やりパチンコに連れていかれた。

というのが敏行の言い訳だった。

 

 

ついには会社を無断欠勤。そして失踪。

それからも敏行は、ユキに嘘をついてはパチンコに行くことをやめなかった。

そして、ついに敏行は仕事を無断欠勤した。

会社にいったはずなのに敏行の上司から「会社に来ていない。」と自宅に電話がかかってきた。

 

それから1週間。敏行は家にも帰ってこなかった。

1週間たって、反省した感じもないまま返ってきた敏行。

仕事に悩みがあって…。1人になって、いろいろ考えたかった。

と言った。

きっと失踪していた期間もパチンコをしていたのだと思う。

パチンコ依存が恐ろしいルーティーンを生み出す

この行動パターンは、敏行の見事なルーティーンとなる。

①無職が続くとお金がなくなるのでとりあえず働く。
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②2~3か月働くとパチンコしたい病が発病。
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③お給料(10万くらい)のお金をもって家に帰ってこなくなる。
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④1~2週間、失踪する。(パチンコ行脚)
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⑤仕事をクビになる
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⑥パチンコに負けてお金がなくなる。
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⑦家に帰ってくる
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①に戻る。

もちろん現金だけではこんな生活が続かず、サラ金やキャッシングからの借り入れパチンコの種銭にする。

 

ゲスなパチンコ依存症男の行動が激化する。

私もユキとは仲が良かったので、何度か敏行なゲスな行動を身近で見た事があった。

追いかけてきて財布を奪い去る

パチンコに行かせないように、まとまったお金を敏行に渡さずにいたユキ。

そんなユキを職場近くまで敏行が追いかけてきた。

敏行はユキの財布を奪って帰って行った。

ユキは「追いかけると遅刻してしまう」と泣く泣く見逃していた。

そのまま1週間、いつものように帰ってこなかったそうだ。

 

遠出先でも失踪する

敏行の運転する車でユキと私でドライブしたときの話。

帰宅しようとして車に乗ろうとすると、敏行がいなくなった。

ユキと2人でしばらく探したけど見つからない。

夜遅くなるので私に悪いから、とユキは諦めて敏行を探すことを諦めた。

敏行は、2週間失踪。

彼のパチンコ依存症を治すために、素人なりに頑張る

パチンコばかりするゲスな男なんて別れてしまえばいいのに、と私は思ったけどユキは、何とか敏行を立ち直らせようとした。

ただ、何をしてもダメ。

仕事も投げ出し、遠出先でいなくなり、彼女の財布を奪って失踪するなんて正気の沙汰ではない。

 

パチンコ以外のギャンブルにはまることはあるのか。

ユキは奇策に出て、敏行に別のギャンブルを勧めた。

近くに競艇場があったので、競艇デートをはじめた。

競艇なら一緒に行けるし、家出まではしないだろうと考えた。

一緒に行って、一緒に帰れば仕事の無断欠勤はなくなる。

こんな作戦、当然失敗する。

結局、敏行は競艇が終わったらパチンコに行ってしまう。

競艇で勝てば、種銭が出来るので尚更パチンコに行きたくなる。

ユキが一緒に行っても、ユキを残して失踪するので、何の効果もない。

 

パチンコ依存症とギャンブル依存症の違い

「ギャンブル依存症」と「パチンコ依存症」とは似ているようで似ていない。

敏行はパチンコ依存症。

ギャンブルが好きなのではない。

パチンコ、スロット依存症なのだ。

パチンコ店の雰囲気を楽しんで、常連たちと一緒にお店、機種の批評をするのが快楽なのだ。

パチンコに勝つことにはじまり、常連との会話まで全て含めた壮大なる「パチンコ」というものにはまり、人生をささげているのだ。

だから、競艇やカジノなど、他のギャンブルはパチンコの代わりにならない。

ひたすら、パチンコ&スロットなのである。

まるで、アスリートがスポーツに夢中になるように、ビジネスマンがビジネスにやりがいを感じるように、敏行はパチンコの夢中になり、やりがいを感じパチンコに全てをささげているのだ。

 

パチンコ依存を治すことをやめ、一緒にハマる道を行く

そして、ついにユキもパチンコをはじめた。

敏行と2人でパチンコデートを楽しむようになった。

敏行はまるでワイドショーのコメンテーターのようにユキにパチンコを語り、
テクニックや秘儀を教えていた。

作戦は成功したのだろうか。

敏行は家出をすることがなくなり、ユキの財布を奪い取ることもなくなった。

ただ、敏行は一切就職しなくなった。

パチンコ依存という名の完全なプロの誕生である。

しかし2人の生活は突然、終わりを迎える。

ユキが転勤になり、敏行との同棲生活は強制的に解消されることになった。

そのまま、2人の関係も終わっていくことになる。

私は正直、ユキにとって良かったなぁと安心したものだ。

新たに別のパチンコ依存症が誕生する

私はこのあと、パチンコ依存症の恐ろしさを更に知ることになる。

ユキは、敏行と別れたのにパチンコをやめずにいた。

仕事をさぼってパチンコをすることはなかったが、ユキはよくパチンコの話をしていた。

ユキに聞くと、敏行と別れたあとも「休日はパチンコ店で1日過ごす」という生活が12年も続いたのだとか。

 

パチンコ依存症は、治るのか。

ユキは、パチンコをやめることが出来た。

ユキはパチンコを辞めたのは、仕事が劇的に忙しくなり、物理的に行けなくなったから。

「行かなくなった」のではなく、「行けなくなった」のだ。

パチンコ依存症の人にとって、「お金がない」というのはパチンコをやめる理由にならない。

依存症は、借金をしてまでパチンコに行くのが常識。

どうしても依存症を治すのなら「パチンコに行けない。」という状況を作る。

海外に出稼ぎにいくくらいしか思いつかない。

素人には治せるものではないと思う。

最後に・・・

ユキはパチンコをやめて、今はまともな人と結婚をして幸せになっている。

私が実家に帰ると、友達から敏行のウワサをきくことがある。

相変わらず仕事もせず、不摂生をしているのかすごい太っているそう。

辛い末路である。