面接の時に残業について聞く方法は?ブラック会社の見抜き方




これからエステの会社に
就職する人にとって、

気になる事のひとつは

「残業代はきちんと出るのか。」

があるかと思います。

 

26年間、美容業界で働く
私の体験談から

「面接での上手な聞き方。」
「怪しい会社の見抜き方。」

など紹介します。

 

 

 

エステ業界の残業事情を知ろう

エステ業界の残業事情

いきなりですが

私は、20年間
エステの会社に勤務しましたが
1度も残業代を
もらったことがありません。

 

 

 

残業したことないかって?

 

 

いえいえ、
慢性的に残業してました。

 

8時間勤務の労働契約で
8時間お店がオープンしている。

 

だから、オープン前は
無給で早出。

閉店後はサービス残業で
片付け、集計。

 

 

そう、

残業なしには
サロンが成り立たない。

 

そんな会社で
働いていたからです。

 

ブラック企業どころかブラック業界は存在する

世間では、残業について
何かと話題になっている。

 

ヤマト運輸の
残業代の未払いが発覚。

 

電通では、
月105時間の残業。

 

大変な問題ですね。

 

ヤマト運輸だけではなく、
運送業界では
業界全体の人手不足が
原因と言われました。

 

また、電通だけでなく
広告業界でも
慢性的な残業は、

クオリティを追求する
行き過ぎたプロ意識の強要が
原因の一つだとも言われます。

 

そういう意味では、

「ブラック企業」ならぬ

「ブラック業界」です。

 

「ブラック企業」

という言葉は
あなたも聞いたことが
あるかと思います。

 

でも、世の中には
ブラック企業が多すぎて
どこに就職しても同じかな、

と思ってしまうような

「ブラック業界」

が存在しているのですね。

 

私が知る限り
美容業界、エステ業界は

かなりブラック業界に
なりやすいと感じています。

 

 

エステ業界での残業にまつわる過去の事件

エステ業界の
残業代未払いと言えば
たかの友梨での出来事が
有名ですね。

 

 

たかの友梨で、残業にまつわる
問題は次の通りです。

①ひと月の平均残業は80時間。

 

②残業代は支払い無し。

 

 

これだけ見ても、
やっぱりひどい。

 

もっと、話題になったのは
ここからでしたね。

 

 

仙台労働基準監督署が
たかの友梨仙台店に
労働環境の改善を
求めた後の出来事。

 

 

社長のたかの友梨は
労基署に通報した
従業員に対して

 

「労働基準法に従って
仕事をしたら(経営なんて)
絶対成り立たない。

 

潰れるよ、うち
それで困らない?」

 

と詰め寄るということが
おきました。

 

もうひとつ、事例を
紹介しておきましょう。

 

東京都内で
「エステティックサロンさくら」

を経営している
株式会社ベルフェム。

 

従業員らが未払いの
残業代を請求して
訴えを起こしました。

 

①月の残業時間は70時間。

②勝手に有給を消化される。

③風邪をひいて休むと欠勤扱いで給料がひかれる。

④訴えられると、社長が
「会社の法律は俺だ」と開き直る。

⑤逮捕されても、払えないものは払えない、
と残業代の支払いを拒否。

 

 

 

私が勤務していた会社でも
恐ろしい事がありました。

 

ある日、会社から
通達がありまして。

 

「タイムカードの退出を押してから、
業務(残業)をしてください。」

というものでした。

 

スタッフがみんな
定時になると
仕事が終わってもいないのに
着替えてもいないのに
そろってタイムカードを
押すのです。

 

 

タイムカードに退出の記載をし、
その後に仕事をすれば
正しい労働時間は
外部に漏れることは
ありません。

 

残業が慢性的な会社って
多少法律が変わろうと
どこかから警告を受けようと

ビクともしないんですよ。

 

これは、完全なる法に違反した
行為ですね。

 

 

 

なぜ、エステ業界では残業代未払いの問題が起きるのか

エステ業界で
残業代未払いの
問題が起きるのか。

 

私の経験から見てみます。

 

まずひとつめに
「間違った業界の常識」

があります。

 

私がエステ業界で仕事をして27年。
長い経験の中で
エステを経営する会社を
何社も知っています。

 

どの会社でも共通で言われることは…

「この美容業界、
エステ業界には、

残業代というものは存在しない。」

 

これは、広告業界の
クオリティを突き詰めると
似たような事があります。

 

また、会社に勤務していて
勤務中なのか、それとも
自主的な行動なのか

微妙に判断が難しいのが
技術の練習時間です。

 

「マッサージが上手くなりたい。」

そんな向上心ゆえに
早めに出勤しての
技術練習をするなどは
私も通ってきた道です。

 

 

私がもし、

心から自主練習をしたいと望んで
早出をしたり、居残り練習を
するとしたら…。

その時間は、お給料が欲しいとは
思いません。

 

 

 

ただ、

「自主練習」のように
「時間外労働」と呼べるか呼べないかが
とてもグレーで
判断しにくいような
ぼんやりとした時間が
多いのが美容業界には
多く存在します。

 

「これ、残業になるのかな。
どうなのかな。
わからないな。」

という空気の中

何となく残業代
なくていいよね…。

 

となってしまう
歴史はあるかと思います。

 

 

また、

エステティシャンという仕事が
技術畑です。

 

技術が上手くなることは
「自己成長」であり

「仕事によって成功出来る。」

という根性論が
語られやすいことも
残業代が支払われない
原因でもあります。

 

技術練習を例に見ても…。

 

練習を教養する上司や
先輩がいるということ。

この練習の時に
必ず言われるのが

「あなたの成長のため。」

という根性論。

 

「私も無給で、技術教えてあげるから
あなたも早出して練習しよう。」

と言われると
後輩としては断りにくいでしょう。

合わせて読みたい記事

 

 残業代を払わない会社の見抜き方

残業代を払わない会社の見抜き方

さきほど、「自主練習」

の話題になりました。

 

 

でも、自主練習とは全く別で

「どう考えても残業と呼べるだろ。」

という業務にすら
残業代を払わない。

そんな会社もあります。

 

これから面接を受ける方は
残業代が支払われないような
会社に入社してはダメ。

 

どんな会社が危ないのか。

見抜き方を紹介します。

 

やたらとやりがいを語る会社

残業代が支払われない
会社の特徴のひとつに

やたらと
「やりがい」を語る
マインドコントロール的な
ところがあります。

 

そんな会社は、面接で
自分の会社について
説明する時間が
やたらと長い。

 

「すごいでしょ?
私たちの会社って!」

ってところから
洗脳に入るのです。

 

若い女性が活躍しているのを
やたらとアピールしたり。

 

表彰式がある事を
アピールされたり。

ホームページを見ると
商品やエステの内容以上に
社員の活躍や
社内のイベント、
カリスマ社長の紹介が
メインになっています。

 

「感動」「やりがい」「仲間」

こんな言葉が
連発されています。

 

先ほど紹介した

「タイムカードを押してから残業しなさい。」

と指示を出したという
私が勤務していた会社は、
まさに、これ。

 

「仕事はやりがい」

「職場は自己成長の場」

という言葉に
共感する社員ばかりでした。

 

だからこそ

「タイムカードを押した後で、更に仕事をする」

という会社からの指示に
疑問を感じずに
従っていたように思います。

 

 

働く事の報酬は、
お金ではなくて
やりがいなんだ、と。

その、やりがいを
与えてくれるのは会社だ、と。

 

感謝の気持ちすら感じながら
サービス残業をする人達。

 

こんな会社は
まず、残業という
概念がないことが多いですね。

 

勤務時間とサロン営業時間のつじつまがあわない。

求人サイトなどで
勤務時間を見てみる。

すると、慢性的な
残業を前提とした
勤務であることが
わかったりします。

 

例えば、ホームページには
サロンのオープン時間が
13:00~21:00に
なっているとします。

 

でも、募集要項をみると
12:00~21:00の勤務。
9時間拘束の8時間労働。

と書いてあるとします。

 

ん?片付けはいつするの?

シフト制とも書いていない。

 

こんな怖い会社は
実在するのです。

 

おすすめ記事

 

面接で、残業代について上手く聞く方法。

面接で残業代について聞く方法

働きたいサロンを吟味して、
いざ、面接へ。

 

出来ればちゃんと
残業代がでるのかどうか

面接でも聞いておきたい。

 

ただ、聞きにくいですよね。

 

とにかく、お金の話って
難しいですから。

 

また、面接官に
悪い印象を持たれてしまうかも。

そんな心配もあります。

 

上手く聞ける方法、

また、面接でわかる
危ない会社を見抜く方法があります。

 

過去1,000回以上
面接してきた
私の体験談です。

 

 そもそも残業があるかどうかを聞きたい。

まず、面接のときに
残業する可能性がある場合

会社側から説明があります。

 

月給は月いくら。
交通費は月いくらまで。

残業は月に〇時間程度ある。
残業の場合、残業代はいくらか。

など。

 

会社から説明がない場合、
こちらから聞かなくてはいけません。

 

聞き方は、

「残業はどの程度ありますか?

最終のバスが〇時なので
間に合いますでしょうか。」

 

 

と、交通手段などを理由に
慢性的な残業体質が
あるかどうか、聞いてください。

 

「残業代は、どのようになりますか?

身内に法律関係の仕事を
しているものがおりまして。

他社で残業代の未払いが
問題になったこともあって
心配しておりまして。」

 

などと言って
身近な人のなかに
法律に詳しい人がいることを
アピールしてもよし。

  ↑

これ、けっこう効きます。

 

また、あなたの主張も
きちんとしておくべきです。

 

「働く事で御社に貢献したいと思います。

そして、年齢の平均年収以上に
収入を得ることも
目標のひとつです。」

 

と伝えましょう。

 

収入を多く得たいと
会社に伝えることは、

全然悪印象にはなりません。

 

私、面接していたので
これは、言い切れます。
(きっぱり!)

 

ただ、会社側の回答に
気をつけましょう。

 

エステの会社によっては
売上によってインセンティブを
取り入れているところがあります。

 

基本給とは別に、
販売した金額によって
歩合給がある会社ですね。

 

※歩合給とは
出来高、成績などによって支給される給料。

 

歩合制を取り入れている
会社の場合、

面接の際に

「収入を得たい」

と言うと

この、歩合給があるので

「売り上げを上げれば、
給料も上がりますよ。」

という回答をすることもあります。

 

歩合給は、残業代とは
関係ありませんので

きちんと

「残業代については、いかがですか?」

 

と聞いて構いません。

 

「売り上げ成績はもちろんですが、
勤務した時間は、
きちんとお給料を頂いて
評価して頂きたいです。」

くらいは、きちんと言っても
全然大丈夫です。

 

逆に、おどおどしながら
聞かない事。

 

「私も仕事をします。
会社に貢献もします。

だから、会社からも
きちんと正当な
お給料を頂きたい。」

 

このような気持ちを
伝えた所で
マイナス評価をする会社は
お断りしても大丈夫ですよ。

 

 

雇用条件について、きちんと書面をもらおう

就職するときには面接で残業代について聞く方法雇用契約もきちんと交わそう

ちょっと難しい話ですが
雇用者は労働者に対して

労働条件を明示する
という法律があります。

※労働条件の明示(労働基準法第15条)

 

会社は、あなたと
雇用契約を結ぶ時

雇用条件をキチンと明記した
書面をわたすことが
法律なのですね。

 

で、

書面に書かなくては
行けない項目の中に

「残業について」

があります。

「所定労働時間を超える労働の有無」

というところが
残業代に関わるところ。

 

あなたが面接に合格し、
働く事になったら

まずは、書面をもらいましょう。

 

会社によっては
この書面がなかったり、

また、働き始めた後で
渡してきたりする
ところがあります。

 

一番ベストなのは、
きちんと書面を
目の前で読み上げてもらい、

納得して雇用契約を
結ぶことです。

 

 

美容業界、エステ業界で
転職を経験した人だと

 

「どの会社でも
同じように条件が悪い。」

「この業界に、残業代はない。」

そんな言葉を信じてしまって

面接を受ける側も
麻痺してしまっていることもある。

 

ここ、目を覚ましてくださいね。

 

 

私が、勤務した2社目の会社の
雇用契約書には

・残業代なし。
・退職金なし。
・ボーナスなし。

と明記してあったりました。

 

基本給のところには
月額の固定給が書かれていて、

その下には小さな字で
(20時間の残業を含む)

と書いてありました。

 

要するに、20時間までは
残業代が出ないということ。

 

このあたり、
しっかりチェックしましょう。

 

書面を交わす前から
勤務を開始するような会社は

ちょっとルーズな
ところがあるかもしれません。

 

注意しましょう。

 

最後に

余談ですが、

私の旦那は、
エステ業界で働いてはいません。

 

が。。。

 

働いていた会社の環境によって
ここまで感じることが
違うのかぁ。。。

と思ったエピソードがあります。

 

それは、

2017年1月、
1ヶ月の残業時間の上限を
80時間にすると
政府が方針を示した
というニュース。

 

この時に、旦那が呟きました。

「80時間!!!????
何かの間違いだろ!!!???

1ヶ月22日労働だとして
80時間÷22日ということは
1日平均3.6時間
残業するってことだぞ!

 

そんなことしたら死ぬぞ」
(; ・`д・´)

 

夫のつぶやきを聞いて
私はというと…。

 

1ヶ月80時間の残業なんて
しょっちゅうだったし。

しかも、残業代なんて
1円も出てないし。

 

と自分の過去を思い出しました。

 

エステ業界にだって、
ちゃんと労働基準を守って、

そして、
やりがいもあって
安心して働ける。

 

そんな職場があるはずです。