あなたのエステサロンが繁盛するには、ライバル店や競合店に負けない事。
今やエステサロンやアロマサロンなどは、星の数ほどあります。
東京都内では小さな駅の周り、サロン激戦区でないところでも10店や20店のサロがあるのは、当たり前になりました。
ライバルだらけの中でサロンをオープンしても、他のサロンとの明確な違いがなけば、お客様には来てもらえません。
ライバルに負けない、あなたのサロンの強みをつくる方法をまとめました。
実は9割のオーナーが自分のサロンの強みを分かっていない。
サロンの強みを作るにはライバル店のリサーチをする。
ホットペッパー、Amazon、本屋をチェックする。
お客様が喜ぶことを強みにする。
お客様が一番求めている事から離れない
小さなエステサロンのオーナー様の9割は
という質問に正しく回答出来ません。また
という質問にも答えられない時もあります。
とかで終わってしまいます。どんな痩身なのか、全然わからないです。
この回答はどうでしょう?
他にも同じようなサロンはたくさんあるので、ライバルに負けないポイントにはなりません。
まずは自分のメニューをわかりやすく伝えられること
ライバル店との差別化をするためには、まずあなたのサロンにはどんなメニューかをわかりやすく伝えることが出来るかどうかが大事です。
わかりやすく、「うどん」で例えてみます。
あなたのお店ではどんなメニューを出していますか?と聞いて、
とだけ言われても行きたくなりませんよね。
と言われたら行ってみようかなと思う。
ね、「痩身」にもわかりやすい説明がいるのがわかるでしょ?
たとえば、
と言えば、
と思ってもらえますよね。
シンプルな言葉で自分のメニューの特徴を伝えることが出来れば、お客様は
と思ってくれて、あなたのサロンに足を運んでくれるでしょう。
どうすれば、自分のサロンの売りや特徴を明確に出来る?
自分のサロンの強みを見つけるには、まずは徹底して
●ライバルについてお客様はどう思っているか。
この2つを調べましょう。
ライバルのリサーチをはじめる前に、まずはあなたのサロンのお客様となるターゲットが明確に絞れている必要があります。
まだお客様の像が明確になっていないという人はこの後でもいいので、やり方を見ながらお客様を絞り込んでくださいね。
ここではお客様が絞り込まれていると仮定して、リサーチに入ります。
「痩せたい人」が通っていそうなサロンを中心に調べてみます。
競合のリサーチ①ホットペッパー
競合店のリサーチに役に立つのはホットペッパービューティです。
まずは、自分の住んでいるエリア、顧客となる人が通いそうなエリアをチェックします。
※値段は気にしなくていいです。とにかくサービスの内容だけを見てください。
サービスを見ながら、2つのことをみつけてください。
ひとつは、
ということ。
あなたは当たり前と思っているサービスが、実は他店ではまったく真似できない素晴らしいことだったりするのです。
これは明確にあなたの強みとして打ち出すことが出来ます。
たとえば
●10種類の資格を持っている。
キャリアがあり資格をお持ちのあなたにとって全然普通のことでしょう。
でもこのキャリアは、きっと大手サロンで、常に新人が接客するところでは絶対にありえないポイント。
サロンの特徴として打ち出すのに十分。
続いて、ライバルの弱みを探します。
たとえば営業時間。
来店ペースもチェック。
多い。私のサロンは週1の来店でOKにしたら
忙しい人が来やすいな。
どんどん強みが出来てきます。
競合のリサーチ②Amazon
2つめのライバルリサーチ方法。
それは、通販サイトを見てみること。
通販サイトではダイエット本やダイエットグッズのカスタマーレビューを見ます。
試しに、本を一冊。
「食べても食べても太らない法」
という本を見てみます。
高評価のレビューでは…
・他の本に比べて、食べてもいい幅が広い。
・ムリせず出来る。
・写真で、言いたい事がきちんと書いてある。
・挫折しにくそう。
・わかりやすくて、記憶に残る
低評価のレビューは…
・すでに知っている。
・新しい情報は何もない。
このダイエット本を見ていて、”挫折しなさそう””ムリせず出来る”ってやっぱり根強い人気があるんだなと気がついたとします。
と自分のサロンに当てはめて考えてみる。
ダイエットの家電製品も見てみます。
家庭で出来る揉みだしマシンがあります。
高評価のレビューだと…
・ボーっとしながら使える。
・代謝が良くなってる気がする。
・気持ちいい
・使い始めて2週間で二の腕のセルライトがなくなってきた。
低評価のレビューを見ると…。
・すぐに壊れた
・本体が熱くなる。
ここで、あなたのサロンと比べてみる。
あなたのサロンの痩身メニューが”代謝が良くなる痩身””続けると、結果が出る痩身”だったら、自宅で出来るマシンと変わらない。
ここで、小さな工夫で強化ポイントを作る。
“代謝が良くなる痩身”ではなく”代謝が良くなりっぱなし!持続の痩身”
なら強みになる。
また「ボーっとしながら出来るのがいい」が高評価なら、「リラックスしながら痩せられる」だと勝てる。
競合のリサーチ③本屋さんに行く
ライバルを調べるのに有効な方法として本屋さんに行くことがあります。
売れているダイエット本は平積みにされて何十冊も置いてあります。
売れているタイトル、本の目次を見てみたらいいですよ。
どのような言葉で伝えたい事を伝えているかが勉強になります。
実際の本屋さんと並行して気になった本をAmazonでレビューを見てみるといいです。
リサーチをサボらず定期的に行うことでライバルに負けないポイントをつくりわかりやすい文章で伝えることが出来るようになります。
リサーチ・研究の結果をあげてみよう
ライバルの研究、リサーチをすすめていくとあなたが「これ、いいんじゃない?」と思えるポイントがいくつか上がってくるでしょう。
たとえば、「痩身」が大きなテーマとしてリサーチの結果、下記のようなことをあなたのサロンの強みの候補として上げてみます。
頻繁に通わなくていい痩身
制限が少ない痩身
ぐっすり眠れる痩身
気持ちいい痩身
食事のとり方のアドバイスもします。
仕事帰りに通える痩身
カウンセリング重視の痩身
汗をかくけど、サウナみたいに暑くない痩身
代謝が上がり続ける痩身
ここで、あなたのサロンの具体的なお客様像(ペルソナ)にあてはめてみます。
まだお客様像を絞り込んでなかった人は、ここで絞り込みをしてください。
詳しいやり方は下記の記事に書いてありますよ。
あなたが考えたお客様(ペルソナ)が喜んでくれそうな強みだけを残し、足りなければ加えていきます。
必要ないサービスは、お客様にとってはありがたいどころかうっとうしいだけです(きっぱり)
たとえば、仕事帰りに疲れた人がサロンに来るのに、更に時間をかけてカウンセリングを聞きたいと思うでしょうか。
そう考えると、
というふうにアレンジをしていきます。
サロンの強みのよくある間違い
ライバルに負けない強み作りをするのにやってしまう間違いは
かけ離れた事をサロンの特徴にしてしまうことです。
具体的にはどんなことかというと
●足湯でリラックス
●マッサージのあと、うたた寝できます。
●バリのリゾートをイメージした内装です。
↑
これ、痩せることに何一つ関係ないからお客様にとっては、あくまで付録にしかならない。
あなたがヘアサロンを選ぶ時のことを想像してください。
と思いますか?
お客様が求めている「痩せたい」から離れた所をどんなに頑張っても、ライバルに勝てる強みにはなりません。
もし強味にしたいなら
●足湯も発汗を助ける入浴剤入りです。
●最後はうたた寝するほど気持ちいいパック。起きたらサイズダウンしていま す。
●内装も痩身を助ける赤を基調にしています。
だと強みになります。
お客様は「痩せる」ためにあなたのサロンに来るということを忘れてはいけません。
「痩せる」と関係ないことは良かれと思ってお客様にしてあげても喜びはほとんどないと思ってください。
「お茶も出さないけど、確実に痩せるサロン」の方が、人気が出ますよ。
自分の強みがわからない!?大丈夫!必ず見つかります。
ライバルをリサーチしていけば、必ずあなたの強みは見つかります。
たとえば、サロンの営業時間。夜、長くに営業すれば「深夜でもOKのお店」として打ち出せますよ。
実際に私は、サロンをオープンしたばかりの頃深夜2時まで、サロンをオープンしていました。
23時以降の予約は、飲食店勤務が終わってお疲れの方や水商売の方などに非常に人気があり、わざわざ車で遠くから来てくださる方もいらっしゃいました。
元旦に営業したときは、夜勤明けの看護師さんで予約が埋まった経験もあります。
予約の受付を「急な予約は電話1本でOK!」にしても、強みに出来ます。
個人サロンの多くがTELでの予約を受け付けていませんし、当日予約はNGなサロンもあるので「電話で当日OK。」は十分強みになります。
「あえて聞かない、やらない」ことで差をつける事も出来ます。
たとえば。」
●体重を教えて頂かなくても大丈夫。
●サイズチェックしません。早く帰って、自宅でお休みください。
このようにすれば、「やらない」ということを強味にできます。
また
と打ち出してもよいでしょう。
技術に自信がある事が伝わりサロンの強みになるでしょう。
まとめ
サロンの強みを作るにはライバル店のリサーチをする。
ホットペッパー、Amazon、本屋をチェックする。
お客様が喜ぶことを強みにする。
お客様が一番求めている事から離れない