エステサロン開業直後の顧客ゼロの状態から予約が埋まり、安定した売上が出せるまで、どのくらい期間がかかると思いますか?
1ヶ月?2ヶ月??
サロン開業前のオーナー様とお話しすると
「オープン直後からたくさんお客様が来られ一気に売上が上がる。」
と想像をされている方ばかりです。
でも現実はとても厳しく、オープン直後から満員というのは完全な夢、幻です。
どちらかというと、
「半年たっても予約ガラガラ。」
そんなサロンの方が多いのが現実です。
先輩オーナーの体験から見つめるべき現実と、予約が入らない期間の対策をまとめました。
サロンオープンして、どのくらいで予約が埋まり出す?
エステサロンをオープンしても簡単に予約は埋まりません。
開業コンサルの中で、私はいつもこの現実をオープン前のオーナー様にお伝えしますがほとんどの場合、信じてもらえません。
予約が埋まる事しか考えていないので頭の中は、集客意外のことでいっぱい。
やその前に、集客について本気で考えましょう。
いざオープンしたら、予約ガラガラで暇な毎日と戦うんだよ。
って、実は私も誰よりも夢を見て予約が埋まる事しか考えてなかった新米オーナーの一人だったんですよ(笑)
予約が埋まらない!?そんなの当たり前
たとえばあなたが近所で、新しくオープンしたマッサージ店を見つけました。
見つけただけで行きますか?
行かない理由はあっても、行く理由はないのです。
ポストに「新規オープン」のチラシが入っていても同じです。
チラシを見て新規オープンのお店に行ったこと何回ありますか?
「チャンスがあったら行ってみよう。」と思ってチラシを捨てないでいたけど、やっぱり行かなかった。
そんな事たくさんありますよね。
人は、簡単に新しいところに行きません。
でも、なぜか自分がお店をオープンすれば来てくれると思ってしまうんですね。
オープンしてすぐにサロンを見つけてもらえる?
サロン開業直後の集客は、本当に苦しい。
お店を知ってもらうのだけでも大変です。
知ってもらったところで、お客様からするとお店の評判もわからないし、口コミも少ない。
出来ることをあげてみます。
ご近所にチラシをポスティングする
確実に近所の人に届くのはチラシです。
ただチラシは集客の確率が悪い。
ポストに入れたチラシの枚数に対して来店があるのは0.01%という確率です。
1人ご来店に1万枚チラシが必要になります。
しかも最近は「チラシ投函お断り」のマンションが多いです。
入り口がオートロックで、その中にポストのあるマンションもあります。
無料ブログでサロンを宣伝する。
サロンの宣伝にAmebaブログを活用するのはよくある手法です。
Amebaブログを活用した集客を専門とするセミナーも多くあります。
私も自分のサロンの集客にはAmebaブログを使っていました。
ただブログも開設したからといって、すぐに多くの人の目に入ることはありません。
最初は誰も見てくれないのが現実です。
ブログで集客するには、ネット集客の専門的な知識が必要で、簡単に短期間で出来ないことを理解する必要があります。
ネット集客は、サロン開業前の会社勤務のときから勉強することをおススメします。
一番早いのは、広告を使うことだかデメリットもある
一番手っ取り早く、集客する方法は広告です。
広告は、集客のスピードアップに力を貸してくれます。
全くおすすめしませんが、クーポンを使えば一時的に100人のご来店も可能です
ただ、広告にもデメリットがあります。
デメリット①費用がかかる。
集客力のある広告ほど費用が高いです。
デメリット②リピート定着しにくい。
オーナー様の中には
「リピーターが出来るまで広告を使う。」
と考える人がいますが、これも難しい。
ホットペッパービューティやOzmallを使う人は
「ホットペッパーが好き。」
「オズモールの愛用者」
という人がほとんど。
つまりホットペッパーやOzmallのポイントを集めていたり、常に新規割引を狙っている人が多いのです。
だからこそ
というサロンが多い。
結果的に利益を圧迫します。
広告費を毎月の経費としてあらかじめ考えていない方は大きなダメージになります。
現実は、予約はすぐに埋まらない
オープン直後から予約が埋まると考えるのは現実的ではないとおわかりでしょうか。
私の知っているオーナー様は300万もする脱毛器を購入したのに、1年で10人も来店がないのが5年続き、諦めて就職を探した方もいらっしゃいました。
この状態が普通なんです。
サロン開業直後の予約ゼロの対策は?
生活費を蓄えておく。
予約がすぐに入らない事を想定して半年分、1年分生活費を貯えておくこと。
別の収入を確保すること
アルバイトをするなどして他からの収入を確保しましょう。
ライフラインを確保する。
ライフラインとは、生活のことだと思ってください。
予約が入らなくても生活に困らないよう実家に住むなど、最低限の生活を確保することです。
私も失敗した集客予想
私はこのブログに書いたような失敗をまるっと経験しました。
すぐに予約が埋まる事しか考えずいきなり高い物件を借りました。
エステサロン開業から3か月目にはアルバイトをしないと生活できなくなり起業どころではなくなりました。
大切なのは、開業前から無駄遣いせずにコツコツを貯金をし、いきなり大きな勝負に出ずに堅実なビジネスをすることです。