自宅サロン開業にある大きな落とし穴。実は簡単じゃない




自宅サロン開業。

とても魅力的なビジネスですね。

 

自宅に居ながら
子育て、家事の合間で出来る。

おまけに家賃もかからない。

素晴らしい話です。

 

私がコンサルタントをしていた頃、

「これからサロン開業したい!」
と相談してこられる方の多くが
自宅サロン希望でした。

 

そりゃそうですよね。

いきなり店舗を借りて
家賃を払うのは心配。

自宅の空いたスペースで
サロン開業出来るのなら、

それが一番と考えるのは
当たり前です。

 

また、多くのサロン開業塾、
セミナーなどでも

「資金が少なくて開業出来る!」

と言って、自宅サロンを
おススメしていたりします。

 

ただし!

自宅サロンには
あまり知られていない
大きな大きな落とし穴があります!

 

 

気に入ったマンションを見つけたら即開業出来る!?

簡単そうに見える
自宅サロン。

 

ええー!落とし穴なんてあるの?

 

と思われる方。

 

それって、何でしょうか。

 

オーナー様
1LDKのマンションに引っ越して、お部屋の一室でアロマサロンをしたいんです。
サロン開業OKのマンションって、意外と古かったり家賃が結構高かったり駅から遠かったりしますよ。それは大丈夫ですか?
オーナー様
えっ!普通にマンションでサロンやったらダメなんですか?
はい、出来ません。

 

 

もうひとつの実例を
お届けします。

 

オーナー様
子どもが大きくなったのでマンションを買いました! 手もかからなくなってきたし、空いているお部屋をサロンにしようと思ってます。
その場合は、お住まいのマンションが商売OKかどうか、必ず確認してくださいね。

数日後…。

オーナー様
確認してみたら、商売はダメでした。購入前に確認しておけばよかった…。

 

さ、おわかりですか?

 

実は、

 

自宅サロン開業の
一番の落とし穴とは・・・

 

サロンを開業しても
大丈夫なマンションは
非常に少ないということ。

 

どのマンション、アパートでも
気軽に開業して良いと
思っていた方!

 

残念ながらダメなんです。

 

試しに、お部屋探しのサイトで
検索してみます。

 

・間取り1LDK
・エアコン付き
・お風呂トイレ別
・2階以上
・築10年以内
・駅から徒歩7分以内

お客様が来ることと
女性の一人暮らしを考えたら
このくらいの条件かなぁ。

 

この条件で、東京都渋谷区の
マンションを探してみます。

自宅サロンが出来る物件は少ない

375件の物件がありますね。

最安値物件は、家賃9万6千円。

では、ここにもうひとつ
条件を加えてみます。

 

 

 

ではここに、「事務所可」
という条件を入れて
再検索してみましょう。

 

ここで、一つ注意です。

「事務所可」と「サロン可」は
全く違います。

 

事務所として使っていいよ!と
サロンとして使っていいよ!は
違うのですが

検索項目に「事務所可」
しかないので、
一旦これで探してみます。

 

すると・・・

 

自宅サロンを開業出来るマンションは見つけにくい

 

375件の物件が・・・

 

一気に12件に減ってしまいました。

最安値物件は、家賃16万5千円。

 

こんなに条件が違うんです。

 

 

住居でサロンをやることは違法なの!?

自宅サロンが出来る物件は見つけにくい

自宅サロンの物件って
難しいんだ…とわかると

オーナー様もビックリされます。

 

ここで、いろんな疑問が
湧いてくると思うので、

私の経験からよくある質問と回答を・・・

 

その前に!

今、お住まいのマンションで
サロンを開業しようと
お考えの方。

まずは、賃貸契約書を
確認してください。

賃貸契約書に住居専用であれば、
基本的に商売はNG。

 

分譲マンションにお住まいの方。

管理規約を確認してください。
「住居のみ」と記載されていれば
商売はNGです。

 

もし、住居専用のマンションでサロンを経営したら違法になる?

違法なのか…と言われれば
確かに違法とまでは
いかないと思います。

ただ、完全なる

賃貸契約違反です。

 

下手したら、大家さんから
賃貸契約違反の
違約金を請求されて
金銭、住むところ、職場
いきなり全部を
失う可能性があります。

 

ちなみに、私の家族に
マンションの大家さんがいます。

聞いたところ、
最初は「商売を辞めてくれ」と警告。

それでもやめない場合
「退去勧告」だそうです。

 

事務所可のマンションだったら、サロンはOKなの?

先ほども触れました、
事務所可のマンション。

これは、あくまでも事務所。

小さなオフィスとして使用するのと
サロンは全然違う。

という事で、サロンはNGなのです。

 

もしかしたらOKという
物件もあるかもしれないので
聞いてみられてもいいと思うのですが。

 

私も事務所可の物件で
サロンをしたいと
聞いてみた事があります。

 

その時はNGでした。

 

理由は、と言うと
リラクサロンとか
エステサロンとか
マッサージとかって
風俗系のものかと疑う人も
中にはいるので
住民から苦情が出やすい。

また、不特定多数の人が
マンション内をウロウロすることが
他の住民に迷惑がかかる。

 

小さなオフィスならOKだけど…。

という事でした。

 

 

不動産屋が、こっそりやったら大丈夫という場合

自宅サロン開業が出来る物件はみつけにくい

「サロンが出来る物件を探している。」

と不動産屋に直接
相談してみるとしましょう。

 

私は、3つのタイプの営業マンに
お会いしたことがあります。

 

1人目の不動産屋の人は、

「サロン開業可。」で
一生懸命探してくれましたが
見つからなかったと
お断りされました。

 

2人目の不動産屋さんは
「バレないから大丈夫です。」

と言われ、たくみに裏技の
契約の仕方まで教えてくれました。

こんな営業マンが、一番多い。

 

3人目の不動産屋さんは
「本当は、住居専用なんです…が
大家さんも黙認してくれるそうです。」

という物件を探してこられました。

 

 

不動産屋さんもオシゴトですから
賃貸契約を取りたい。

大家さんも、毎月
家賃収入があった方がいいので
黙認する人もいるのです。

不動産会社、大家さんが
黙認してくれるのであれば
住居専用の場所で
サロンを開業しても
良いのではないでしょうか!?

 

大家さんにまで
「やっちゃって良いよ!」

と言われると、どうしても

 

「きっと、住居専用でこっそりやってる人、
いっぱいいるはず。」

「私だけじゃない。」

 

そんな風に思ってくるんです。

 

でも、やっぱり危険ですよ。

大家さんや不動産屋に
「暗黙の了解。こっそりやってください。」

と言われても
何かトラブルになったときには
契約書が重要視されるんです。

 

大家さんが黙認するというなら
出来れば、契約書も

「住居兼店舗」とか
明記してもらう方が良い。

 

仮に、マンションの住民から
苦情が出たとします。

それでも大家さんは
黙認を続けてくれるでしょうか。

 

「住居専用」の契約だと
無理な範囲だと思います。

 

 

なんでサロンをやっているのがバレる?

でも、私もオーナー様の
気持ちがわかるのです。

 

大家さんも、不動産屋も
自宅周辺で見張っている
わけではないんです。

 

だから、サロンやっていても
わかる訳ないんです。

 

では、なぜバレてしまうのか。

 

一つ目の原因は
同業者の告げ口。

密告なんです。

 

これ、賃貸契約違反の
話だけではありません。

実は、この業界・・・

 

薬事法違反、違法営業など

通報するのは、ほとんど
同業他社、要するに
ライバルなんですよ(笑)

 

 

次の多いのは、
同じマンションにお住いの
居住者からの告げ口。

最近は、ご近所トラブルとか
多かったりしますよね。

 

 

どうしても、

「不特定多数の
人の出入りが増えるのが危険」

と考えられる人は
いらっしゃいます。

でも、告げ口する人を
悪くは言えないんです。

違反をしているのは、
サロンをやっている方なのですから。

 

 

集客にも悪い影響が出る

サロンを開業してはいけない場所で
こっそり開業した場合
集客には、どのような
影響が出るのでしょうか。

 

まず、ひとつめは住所の表記です。

 

もし、集客をするために
ホットペッパービューティのような
媒体に掲載する場合。

住所が明記が必要になることがあります。

 

最近では、1人暮らしの
女性オーナーが経営する
自宅サロンを配慮して、

「詳しい住所は予約確定後に連絡します。」

のような曖昧な掲載でも
大丈夫なサイトもありますが
限られたものになります。

 

ただ、女性の一人暮らしの住所を
ネットに掲載すること事態に
危険を伴う事もある。

 

セキュリティの面から
ネットでのサロンの住所掲載は
サロン可であっても
よく考えてからの方が
良かったりはしますが。

 

それ以上に大きな問題は
ご近所様の集客。

オーナー様ならだれでも
サロンの近所の人たちに
来て欲しいって
思いますよね。

お客様だって、
わざわざ遠い所にいかない。

近いとリピーターにも
なりやすいし。

 

でも、近所の人を集客するのも
こっそり営業していると
一か八かになっちゃう。

 

「え!? あそこでサロン
やってもいいんですか?」

なんて人、出てきたら
どうしましょう。

変な噂がたったら。
大家さんに告げ口されたら。

そう思うと、怖いですね。

 

もちろん、喜んでくれる
ご近所さんも多いはずですよ。

 

「同じマンションに
サロンがあるって便利!」

と言ってくれる人もいる。

 

でも、そんな人ばかりでは
ないんですよね。

まとめ

自宅サロンの物件について。

いかがでしたか?

 

最後に私の体験した
実話を一つ紹介します。

 

 

不動産屋黙認、大家さん黙認。

いわゆる暗黙の了解
ということで、

住居専用のマンションで
サロンを始めた方が
いらっしゃいました。

 

そのサロン、4か月と持たず
あっという間に閉店しました。

 

物件だけが理由では
ないでしょうが

ダメとわかっていながら
やるのは、やっぱり危険。

 

 

「自宅でやったってばれないよ」
という人もいます。

自宅サロンのオーナーは、

「この物件がサロンNGと
知らない。」

そんな人までいます。

 

皆がやっているから私も…。

絶対にそう思わない事。

長くビジネスを続けたいなら
正々堂々とできる場所を
準備することは最低の条件です。

 






ABOUTこの記事をかいた人

一知花(いちか)

美容業界は26年になります。サロン開業して3年目で年商2,600万達成。開業コンサルタントもやってました。今は引退したので、昔有料で教えていた事をブログで全部公開してます。