個人サロン、自宅サロンをを開業したい人に向けての開業コンサルタントはたくさんあります。
中には、「たった〇十万で開業出来る。」など開業費用の安さを打ち出したコンサルントもありますね。
小さなサロンを自宅で開業すれば本当に100万円以下という少ない資金で、開業することが出来るのでしょうか。
小さなサロンを開業するのに本当はいくら必要か。
私が見てきた現実をまとめました。
自宅サロンの開業は本当に安くすむの?
世に星の数ほど出回っているサロン開業セミナーやサポート。
私が勤務していた化粧品メーカ―&エステサロン経営の会社にも”独立開業サポート部”という部署がありました。
独立して自宅サロンや小さな店舗を開業する人に、開業ノウハウや必要な業務用の商品を販売する部署です。
独立サポート部が打ち出しているオーナー募集の広告は
みたいなものでした。
資金いらずとはいい響き。
自宅の一室をサロンとしてオープンするから開業の資金は最低限で済むということです。
あなたもやっぱり自宅サロンだったら資金がかからないと思いますか?
現実は、そんなことないですよ(笑)
それなりにお金がかかります。
小さなサロン開業にかかる費用の現実
サロンの開業費用が安く済むと打ち出しているサイトの開業費用の内訳を見てみましょう。
●ベッドや機器などサロンの初期投資20万。
(施術用のベッド、タオル、化粧品など一式)
合計50万でお店が出せますよ!
このような内訳をみると、今手元に50万貯金があればすぐに「自宅サロンであれば、開業できるんだ!」と思う人もいそうですが。
たしかに開業費用は最低の50万かもしれません。
でもここで大きく抜けている必要な資金があります。
それは
サロン経営が赤字から黒字に転換するまでのオーナー様の生活費です。
[speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”]いえ、リスクはあるんです[/speech_bubble]
はっきり言って安定した収入のある会社員を辞めることが1番大きなリスクです。
集客すれば何とかなる!?
と思っている人も多いです。
ほとんどの人がまず、これから開業するサロンが予約が埋まった時の事しか考えておられない。
すでにサロン開業されたオーナー様ならわかりますよね!?
「いやいや、すぐに予約満員なんて夢みたいな事ある訳ない」
「予約なんて、最初のうちはガラガラだし1年経っても固定客がなかなかつかない」
これが現実です。
夢ばかり語るサロン開業コンサルタントの大きな落とし穴
多くのサロン開業セミナーでは売上が安定するまでに時間がかかるというリスクを教えてくれません。
少ないですが、中には
「最低でもあなたの生活費1年分は貯蓄してから開業しなさい。」
と教えてくれるコンサルタントもいます。
私個人としては、開業サポートを受けるなら、個人事業主としてご自身がサロンを経営した経験があって、実体験から夢ばかり語らない方のもとで学ばれることを推奨します。
まとめ
サロン開業が安くできるというのはたしかに本当です。
ただし開業費用とは別に、あなたが無収入でも生活が苦しくないだけの貯金は必要ですよ。
それは、いったい半年分なのか、1年分の生活費なのか。
開業するまえにじっくりと計算してみる必要がありますよ。