脱毛といえば、一般的には痛みを我慢しておこなうもの。
痛くない脱毛サロンもあるとはいえ、まだまだ痛いのが脱毛です。
- 脱毛はなぜ痛みがあるのか。
- 特にVIOが痛いのはなぜか。
- エステに比べて、医療脱毛が痛みがあるのはなぜか。
についてまとめた記事です。
私たちの毛の仕組み
脱毛の仕組みを簡単に理解するには、まずは毛のしくみを知ることです。
毛には、毛周期というものがあります。
●成長しきってから抜け落ちるまでを「退行期」
●抜け落ちて、次に毛が生えてくるまでを「休止期」
といいます。
この図は成長期の毛です。
多くのサロンでは、成長期の毛に対して脱毛を行います。
毛穴から出ている毛は、全体の3分の1だけ。
残りの3分の2は毛穴の中にあります。
●毛細血管と毛穴をつなぐのが「毛乳頭」です。
●毛の太さや濃さを決めるのが「毛母細胞」です。
●毛の黒い色はメラニン色素です。
脱毛の仕組み
脱毛では、毛のメラニン色素に反応する特殊な光を照射します。
照射されると毛は熱を持ち、一時的に毛穴の中で熱がこもります。
この熱により、「毛乳頭」や「毛母細胞」の力を弱めることで、毛が細くうすくなったり、生えてくる毛を少なくしたりするのです。
毛はタンパク質を含んでいるので、タンパク質を熱で固めるようなイメージですね。玉子がゆで卵になるのを想像するとわかりやすいかも!
脱毛の痛みの原因は、この「熱」によるものです。
成長期の毛は毛穴が深く、毛乳頭まで隣接します。
成長期の毛に脱毛すると毛乳頭まで熱の力が影響するので、いちばん脱毛後の変化を実感しやすいといわれます。
VIOが特に痛い理由
毛が太い
VIOの毛は、他の部位に比べると毛が濃いです。
脱毛はメラニン色素に反応させるため、薄い毛に比べると濃い毛が生えている部位は、痛みが感じやすいです。
肌が黒ずんでいる
VIOは他の部位に比べ、肌も黒ずみもあります。
脱毛の光が肌のメラニン色素にも反応するため、痛みを感じやすいのです。
医療脱毛がエステに比べて痛い理由
厚生労働省は
「レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為」
は医師のみしか行えないと定めています。
医療脱毛の機械も全て、厚生労働省が認可したものです。
強力なエネルギーを有する光線を使って脱毛する。
だから痛い。
●エステの脱毛
強力なエネルギーを有する光線は使えない。
だから痛みは軽減される。
痛いけど効果がある?ニードル脱毛
医療レーザー以上に効果が高いと言われるのがニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)です。
ニードル脱毛とは…
●電気を流し、毛に栄養を送る毛乳頭に集中して熱を送る。
●現在の脱毛では、もっとも効果が高いといわれる脱毛。
以前、ニードル脱毛は多くのエステサロンでも行われていて、最もポピュラーな脱毛のひとつでした。
私もニードル脱毛でワキを脱毛しました。
20年以上たちますが、ほとんど生えてきません。
。。。が、痛いです(;´∀`)
まさに悶絶する痛み。
このニードル脱毛は、「医療行為である」という意見も多く、今ではエステでニードル脱毛が受けられるサロンはグッと減りました。
私が働いていたエステサロンでも2,000年にニードル脱毛から撤退しました。
今では脱毛と言えば、レーザーや光脱毛が主流なので、ニードル脱毛を受けられるクリニックは少ないです。
また未だに美容電気脱毛の品質向上に努力されているエステティックの団体もあり、一部のエステサロンでニードル脱毛を受けることが出来ます。
痛みの少ないエステの脱毛。肝心の効果は?
エステ脱毛が痛みが少ないからといって、肝心な効果がなければ通いたくないですよね。
医療より時間はかかっても、「変化を感じれる。」という声は多くあります。
金額もお手軽、痛みも少ないのでエステを選ばれる方も多いです。
ニードル脱毛>医療脱毛>エステ脱毛
●変化の感じ方
ニードル脱毛>医療脱毛>エステ脱毛
●金額
ニードル脱毛>医療脱毛>エステ脱毛
といったところでしょうか。
痛みや変化の感じ方には個人差があります。
あなたはどの脱毛を選びますか?