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エステサロンの物販|売る前に考えたい在庫とお金の話

個人・自宅エステ開業

サロンを開業したら、たくさんの化粧品メーカーから営業の電話がかかってきます。

どんな商品を取り扱おうか。

選びたい放題ですから迷いますね。

と言っても、

自宅サロン、個人サロンなど小さなサロンで扱う物販は、商品の良さにプラスして、お取引の条件も重要視しなければいけません。

売上を上げようと思って導入する物販なのに、逆に金銭的に苦しくなったなんてことにならないよう、「取り扱っても良い条件」を紹介します。

 

小さなサロンに守って欲しい物販仕入れの条件とは

小さなサロンの商品販売

結論を言いますと、小さなサロンで物販をするなら、取り扱い条件が次のようなものを選ぶといいです。

最初にまとめて購入しなくていいもの。
月末締めの翌月払いなど、後払いのもの。
1品ずつでも注文可能なもの。
掛け率が50%以下。

 

小さなサロンの商品販売の始め方

小さなサロンの商品販売

物販を取り扱うのに、オススメの条件とは逆に、出来れば避けたい条件もあげておきます。

初期導入のときだけは、全シリーズ×3セット導入が条件。
2回目以降の注文は、6本単位で。
料金は先払い。
付帯の美容機器、パンフレット、ポスターなども購入が必要。
掛け率が51%以上。

こんな条件の商品をいきなり販売しようとすると、経済的にとっても苦しくなります。

デメリットから解説します。

 

在庫を抱えることのデメリット①資金繰りが悪くなる。

小さなサロンを開業してしばらくの間は、当たり前ですが売上も上がりにくいです。

何かあった時のため、とにかくムダ遣いはやめて、キャッシュを手元に残すことが重要です。

 

商品を一度にまとめて仕入れることの問題点は、現金になって戻ってくるまで時間がかかることです。

たとえば化粧品を10万円分仕入れるとします。

ここで、あなたの手元のお金は10万円減る。

一度減ったお金は、お客様が化粧品を買ってくれることで戻ってきます。

たくさん仕入れると、全部現金に戻るまでの時間がすごく長くなってしまうのです。

すべて売れるまでに3か月もかかっていたら、あなたは、商品はあっても金銭面で苦しくなります。

 

掛け率51%以上は、利益が少なすぎ。

私
掛け率って何?よくわからない人は、「掛け率とは!?」を読んでね。
掛け率とは?を読むにはこちらから

 

商品には販売価格があります。

10,000円の商品をサロンで販売する場合、10,000円よりも安い価格で仕入れます。

あなたが8,000円で商品を仕入れるなら仕入れ値は8,000円。

掛け率は8,000円÷10,000円=0.8。

80%ということになります。

あなたが化粧品を販売したら販売額の20%が、利益としてあなたの手元に残るのです。

※掛け率とは

小売予定価格(定価)に対する卸値の割合。卸率ともいう。

掛け率は、サロン側にとっては低ければ低いほどいい。

掛け率80%だと・・・

あなたの取り分20%、メーカーの取り分80%

掛け率50%だと…

あなたの取り分50%、メーカーの取り分50%

となるわけです。

小さなサロンでは、化粧品を購入してくださるお客様の数を爆発的に増やすことはなかなか出来ません。

だから、度販売出来たときの利益だけは、しっかりと確保したい。

条件が悪いメーカーだと、掛け率65%、70%などで強いれるという条件です。

掛け率70%だと、10,000円売っても3,000円しか手元に残りません。

小さいサロンだからこそ、掛け率50%はキープしましょう。

少しでもお金が出て行かない物販をしよう

小さなサロンでおすすめの物販の条件とは

最初にまとめて購入しなくていいもの。
月末締めの翌月払いなど、後払いのもの。
1品ずつでも注文可能なもの。
掛け率が50%以下。

と最初に紹介しました。

たとえば、「1月に購入した分は2月の末までに支払えばいい。」という条件。

月末締めの翌月払いとかですね。

後払いであれば

先に商品を仕入れる。
  
お客様に商品を販売する。
  
先にお金が頂ける。
  ↓
頂いたお金の中から、仕入れ値を払う。

キャッシュフロー(お金の流れ)がめちゃめちゃスムーズです。

※キャッシュフローとは=現金の流れ

①現金の収入と支出。
②投資に必要な資金とそれから得られる収益。
大量に仕入れる。
   ↓
先にお金を払う。
   ↓
売れるまで待つ。
   ↓
全額回収までに時間がかかる。

この流れは、キャッシュフローが悪いという事になります。

お客様から注文が入りお金を頂き、そこから商品を取り寄せることが出来たらベストです。

「受注発注」という方法ですね。

在庫をまったく抱えないですむので、キャッシュフローは最高にいいです。

在庫はどのくらい揃えておくといいの?

サロンの在庫は、ゼロがベストです。受注発注で注文できると、在庫はゼロに出来ます。

どうしても在庫を置いておく場合

1ヶ月間で販売できそうな分だけにしましょう。

1ヶ月の間で、現金に変わってくれるのなら、在庫のデメリットは少ないと言えます。

ワインなら寝かせれば寝かせるほど価値が上がりますが、化粧品は仕入れから日数が経つと、価値が下がります。

物販をするのに必要なお金。

物販をするなら、資金に余裕を持つことが必要です。

毎月商品を仕入れるお金。
在庫として保管している商品の代金。

この2つの金額のぶんだけ、余分にお金がかかると思ってください。

たとえば毎月商品の仕入れに10万円使うなら、10万円の出費に備えて準備しておく必要がある。

そしてサロンに10万円分の在庫があるとしたら、それは利子もつかないのにすぐにおろせない貯金のようなもの。

仕入れる予定の金額10万+在庫の金額10万=20万。

この20万が、あなたが商品販売を続けるために必要な資金ということになります。

20万が使えなくても、毎月のお金が苦しくないようなら経営としてはOKです。

1
 
毎月、20万が商品販売のために必要となると、苦しいなあ。

と思ったら、在庫を抱えてまで物販をするのはやめるべきです。

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 条件が悪いけど、仕入れたい商品がある場合

小さなサロンの商品販売

オーナー様のなかには、すでにお気に入りで、サロンで取り扱いたい商品がある人も多くいらっしゃいます。

1
 
せっかくお気に入りの商品があるのに、最初にまとめて購入する必要があるし、前払いだし、6本単位で購入しないといけないし。

そんな場合は、資金に余裕ができるまで待ちましょう!

焦ることはありません。

焦って金銭的に苦しくなると、あとが大変ですからね。

まとめ

ポイント 
物販する商品の契約は慎重に!
受注発注が最高。
仕入れと在庫の分、資金に余裕が必要。

 

 

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